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  • 2020.07.28/スタッフ時々日記 

    日本の建具技術の最高峰~組子細工

    日本の伝統工芸のひとつに『組子細工』というものがあります。

    そして、島根県の伝統工芸のひとつでもあります。

     

     

    「組子」とは日本の伝統的な木造建築の中の「襖」「障子」「欄間」などの建具に用いられる伝統的な技術です。

    釘や金具などを使うことなく、切り込みやほぞを入れた細い木材を組み合わせて様々な紋様を編み出していく、繊細で美しい伝統技法です。

     

    1700年代に生み出された「組子細工」は、細い板3本で正三角形を正確に組み合わせて作り出す

    「三組手」といわれる技術のほか、200以上もの組み方により製造されています。

    島根県では主に鳥取県産日本杉を原材料として使用している、島根県のふるさと伝統工芸品です。

     

     

    デザインはシンプルなものが多いですが、そのつくり込みは非常に複雑です。

     

    選定した木材を鉋(カンナ)を使い、細かなパーツに分けていきます。大きさに誤差やバラつきがあると組子にパーツが収まらなくなるため、非常に緻密な作業となります。

     

    その後はパーツを枠にはめ込んでいく作業なのですが、200種類以上もある組子の模様を、

    職人さんの腕一本で仕上げていくのです。

     

    釘を一切使用せず、木材だけで組み上げていく作業。

    職人さんの熟練の技と日本の伝統技術の凄さを感じますね。

     

     

    熟練した職人の技で作られている組子細工。

    組子細工がつくり出す光と影の空間。

     

    まるで万華鏡のような美しい幾何学模様は、見ていて思わずため息が出るほどの美しさです。

    島根のすばらしい伝統工芸を多くの人に知ってもらい、その技術を後世まで残していきたいものですね(^-^)