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屋根の軒の出は1500㎜、吊りデッキの庇の出は800㎜、建物に大きな影をつくってくれます。緑のスクリーンや、簾を吊れば、もう完璧の日射遮蔽です。いかにも涼しげでしょ。
部屋の様子まで見えるようにするため、この木は葉に濃い色を使いませんでした。大きな樹冠がタープテントを覆っていて、下から見上げると、木漏れ日がテントにあたっています。
夏日影という季語があります。暑いけれど、太陽の熱射が避けられ少しうれしい気分です。木のデッキでも、夏の日を浴びれば、熱くて裸足では歩けません。タープテントで日影をつくります。
この姿図がぜいたくなのは、池があることです。水草の下にはメダカが元気に泳いでいます。休耕田の土を入れておくと、バクテリアが働いて水を取り換えなくていいそうです。
空気の流れ

夏至は太陽が天球上で最も北に位置する日です。昼間が最も長くなり、夜が最も短い日となります。東京の場合でみると、夏至の日の太陽の南中高度は78度もあって、頭の上に位置します。冬至の南中高度は31度なので、その差は47度もあります。
けれど、朝日、夕日が家を照らします。ことに西日の照り返しはきつく、耐え難い暑さをもたらします。いかにそれを遮るか。日本の住まいの夏対策は、これにつきます。というわけで、この住まいでは緑のカーテンで日を遮り、打ち水などをして涼風を呼び込む工夫をしています。
ほたて漆喰壁の白さが印象的です。 その下部に太陽熱の集熱板が取り付けられています。 屋根ではなく、壁で集熱する独得のやり方です。 冬は太陽高度が低いので集熱出来ます。
吊りデッキです。梁からスチールパイプ8本で 吊るされています。白壁の下部は、2階和室の 低い窓です。1階は書斎です。 床を、庭につながる土間にするのも一案です。
リビングの前の、冬の木のデッキ。 寒いので、あまり出ることはないけれど、 よく晴れた日に陽なたぼっこしましょう。 近頃この言葉、聞かなくなりましたね。
書斎に面した木のデッキ。本を読んでいてふと疲れ たら、寒いけれど、庭に出て深呼吸しますか。 冬の空気は、意外とおいしいこと、知っていますか。
冬の「一坪里山」は、凍てついていて寂しげ ですが、土の中では春の芽生えを準備しています。
空気の流れ

冬至は、一年のうちで最も太陽高度が低くなり、昼の長さが一番短い日です。
太陽高度は、地域によって異なります。
東京でいうと、緯度は北緯35.5度、これに地球の傾きの23.5度をプラスし、90度を引くと31度になります。それが冬至の東京の南中高度です。 断面図は、冬の日差しが部屋の奥まで達していることを示しています。s

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